第71回富士登山競争(山頂コース) レポ2
レポ1からの続きです。
スタートは少し渋滞。沿道には多くの方ががんばれーと声援をいただく。普段のトレラン大会ではありえないフルマラソンのような密集度で市街地を進み国道に出てその先を右折すると浅間神社。給水所で一杯水を飲む。
さてここから地味に登っていく苦しい区間が始まる。ここを走るのは3回目だが毎回「苦しい」ということと「ごぼう抜かれ」ることしか残っていない。序盤こそ苦しくはないがさっそくごぼう抜かれが始まる。次から次へと抜かれるのでちょっと嫌気も出てくるが、あまり無理はせずマイペースマイペースと自分に言い聞かせる。
大石茶屋を過ぎると路面が荒れて傾斜もきつくなり、するとすぐに脚も重く呼吸も苦しくなる。
馬返はまだか。
馬返はまだか。
馬返はまだか。
念仏のように唱え始める。大石茶屋から馬返しまでわずか1.5㎞しかないのにこの区間がとても長く感じられた。ネガティブ思考に陥っていたからだろう。
終わらせたい気持ちが先行するのは、1カ月間まったく走らずにフルマラソンに臨んで35㎞以降で玉砕した時以来か。こんなときは走れない言い訳ばかりが頭をよぎる。
そして漸く馬返に到着。ふー。
馬返し 01:03:55 806位
気持ちを入れ替えるために水を1杯のみ、いよいよトレイルに入る。
さてトレイルについたことで気力は上昇志向になる。2週間前に試走したときは馬返しから山頂まで4時間10分。コースのプロフィールはまだ頭に残っている。ひとまず完走はできそうだ。
この時間帯はボリュームゾーンなのでトレイルは人で埋まっている。ところどころ詰まって歩くしかないところはリカバリと割り切り進み、道が拡がればペースを上げて前に進む。
アスファルトに出てもう一度トレイルに入ると五合目はすぐそこだ。
五合目通過 01:58:42 568位
なんとか二時間切れ、ここで完走を確信。
サブ4(4時間切り)を新たな目標として山登りを開始した。

つづく。
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