第2回甲州アルプスオートルートチャレンジ リリールート(50㎞) レポ3

さて最後のレポです。
レポ1、レポ2はこちら。

マロニエ山エイドを過ぎ、ロードを少し進むとトンネルが見えます。このトンネルに入るのかなと思ったら直前を右折して再びトレイルへ。さて、ついにラスボス恩若峰との対決です。

ここまでのロードは脚が動いていたのでその流れを止めないように小股でおいちに、おいちにと走って登ります。この先ひたすら登りかと思っていたら登り返しがいくつもありました。そしてピーク直下は急登となり、マロニエルートの方たちと一緒に「えぐいえぐい」と唱えながら登ります。40㎞以上走ってきてからの280mの登り、しんどかった。でも今回はゾンビにならずに緩斜面はすべて走ることができました。登り錬の成果がでました。

そして、ここまでの登りでリリールートの6位(このときは3位と思っていた)選手をパスします。アドレナリンが出ました。だって3位ですよ!(本当は6位ですが。)

さてピークを過ぎればあとは往路で通ったトレイルを下りロードの急坂を下っていきます。アスファルトが固く脚に響きます。坂の下を見るとスタッフの方が元気に手を振っていました。そして程なく最後の渡邉フルーツ農園エイド(46㎞)に到着。

14:36:18(6位)

気付けにコーラを頂き、最後のロードに向かいます。さてロードは・・・ペース上がりません。それでも腰を高くして走ること、下りはペースを上げること、登りは腕をふって進むことを意識して進んでいきます。Garminではキロ5.5前後で進んでいました(気分はキロ4.5でしたが)。

途中、信号で長く止まります。ここではじめて後ろを振り返ります。ほっ、まだ人影はありません。

このままいけるか。もう振り返らないと心に誓い、前だけを見て走ります。

マロニエルートの選手が前を走っています。ラストがんばりましょう!と声をかけ、声をかけられながら進みます。Finish会場が見えてきました。歩道橋を登り(つらかった・・・)、公園の遊歩道を折り返しながら下っていくと、漸くFinish.

14:59:26(6位)

予想は7時間でしたが、ドンピシャでした。これまでの経験で見積精度が向上したようです。(仕事の見積もりはいつまでたってもざるですが・・・。)

ゴール後、壮太さんが握手で迎えてくれました。壮太さんとは1976年生まれで同年代なので親近感があります。これからも応援していますよ!

さて、どきどきしながら記録証をもらいます。

なにやらスタッフの方が記録証を観てごそごそしだしました。入賞?3位?と思いながら受け取ると、

総合6位、40代1位

あらら。ものすごい勘違い。でも、40代1位は自己最高記録です。

年代別は1位のみ入賞とのことでした。よかった。

ちなみに総合入賞は5位まで。上位陣とはタイム差がまだまだあります。精進しないといけません。

ひとりお立ち台

表彰式では一人で表彰台を独占。次は総合で入りたいものです。商品はスポンサーのLedlenserのヘッドライトとトレイルバター(大きいの)と、大変高価なものを頂きました。
Ledlenserはこのレース前に購入していましたが、家族登山で活用したいと思います。

さて、これまでで自己最長となる50㎞のレースでしたが走り切ることができました。地味に登り錬をしたことで、これまでは歩いていたトレイルの登りを走れるようになれたのが一番の収穫でした。これは9月10月は鏑木さんの「3%理論」を意識した結果です。(トレイルランナーたるもの累積標高を意識して鍛錬を積み、月間走行距離の3%の累積標高獲得を意識するべし、という理論です。)

実際の結果は、

10月 8,142m / 305㎞ = 2.6%
9月 7,342m / 324㎞ = 2.3%
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8月 3,891m / 325㎞ = 1.2%

でした。はい、3%には全然届いていませんが、ゆっくりでも意識して坂や山を走ったことで、意識前の8月と比べると1.4ポイントあがり、この効果が出たと思います(あとは体重減らしたこともよかったのでしょう。)

さて次は年内最後のレース、「伊豆トレイルジャーニー」です。
距離71.7km 累積標高差4,408mD+と未知の領域ですが、残りひと月でしっかりとリカバリ&トレーニングして臨みたいと思います。

今回のレースの超回復に期待。

最後になりますが、このような素晴らしいレースを走らせていただきありがとうございました。スタッフ、ボランティアの皆さん、甲州市の皆さん、選手の皆さん、そして実行委員長。これからもさらに本レースが選手のみならず地元にも愛されて、さらなる発展をご期待申しあげます。

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