第2回甲州アルプスオートルートチャレンジ リリールート(50㎞) レポ2
さて遅々として進まないレポートその2です。レポ1はこちら。
試走はしていません。レース2週間前に丹沢を50㎞3600mD+を走り、その後は体重増加に気を付けながら脚を休めて本番を迎えました。2カ月で2.8㎏ほど減量し、今シーズン最低体重(54㎏)で臨みます。
朝は3時半起床。前夜のラブレでお通じOK。バナナはちみつトーストとオムレス卵2個でエネルギー補充。その後きなこ大福をレース前までに3個、おにぎり2個をたいらげて糖質チャージし、レース30分前にアミノバイタル青を補給しました。食べ過ぎておなかちょっと重いですが序盤抑える効果はあったかな。
自宅は4時に出発し、宮ケ瀬を超えて相模湖ICから高速にのり、5時45分に会場到着。会場手前の渡辺農園のあたりでオートルートのランナーに遭遇。ヘッドライトが列をなし、熊鈴が賑やか。来年は自分もあそこにいるのだろうか、なんてことを考えていました。
体育館で受け付けを行い、一度車にもどって身支度します。参加人数が各コース200名程度なのでトイレも更衣室等もまったく混雑していません。すd
7時くらいに会場に戻りぼちぼち準備します。体育館前にはスケール(量り)があり、ザックの重さが2㎏を超えているか計測します。こんなのはじめてです。3.3㎏でまったく問題なし。
会場アナウンスで山中で待機しているスタッフから熊が出たため、皆さん熊鈴持って行ってねとのこと。壮太さん曰くこの辺りの山にはどこでも熊はいるものですとさらっと言っていたが、熊になれてはいないので少々怖気つく。本当にであったら逃げられるのか、逃げられなければ巴投げできるのか不安になります(以前、湘南平で猪に会いかなり怖かったので・・・。)
開会式を経て8時にいよいよスタート。なぜか最前列でスタートしたので先頭集団で公園内の遊歩道を登っていきますが、すぐにじわりじわりと離されて第二集団で走ります。
福島からきたサロモンのみふねさんと並走してロードを抜けて山へ入っていきました。
4人集団の最後尾で、まずは源次郎岳1,600mへむけて1,000m登ります。細かなアップダウンを繰り返しながら高度を上げていくのは道志村の御正体山までの道のりと似ています。源次郎岳直下にはロープに捕まるような急登があり全身を使って登っていきます。4人集団の2番目で源次郎岳のピークに到達。そこからアップダウンしながら尾根を通り第一エイドを目指します。あいにくのガスで尾根からの展望はありませんでしたが、ふかふかのシングルトラックを気持ちよく走ります。これぞ山岳縦走競争。雰囲気は丹沢の塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳の丹沢主脈縦走と似ているなぁ、なんて考えながら秋の山を満喫します。
しばらく進むと右手に大菩薩湖が見えてきました。ロードに出てまたトレイルに入ったりして進むとやっと第一エイドの上日川峠(18km地点)に到着。
ここまで、10:48:49(7位)でした。このエイドではレインウェア(上)のチェックがありました。もちろん、持っています。丈夫なやつを。
フラスクに水を給水してもらい、ブドウを10粒ほど頂きます。さすが山梨。美味しゅうございました。
スタッフに見送られて出発し、最高地点の小金沢山(2,048m)を目指してもうひと登りします。これまでのよくある低山のフェースと異なり、岩がごろごろしたと思ったら熊笹の斜面を直登したりとコースは変化に飛んでいてあきません。踏み跡が弱い岩と樹木の斜面ではコーステープを探しながら進みますがよく見ていないとロストしそうです。ああ、楽しい。
熊笹の斜面を登って尾根に出たところにスタッフの方がいて、「はい、じゃあ後ろを向いて!」と声をかけてくれました。いっぱいっぱいで登ってきたのでちょっと面倒そうに後ろを向くとあらまぁ絶景!大菩薩湖の向こうに街並みと南アルプス?の山々が一望できました。その時だけ雲が晴れたとのこと。しばしみとれます。またそこからのシングルトラックは天上の道。極楽な気分でおほーと声を出して走りました。ああ、気持ちいい。
小金沢山には11:50頃に到着。山頂は倒木だらけで台風の傷跡が痛々しかったです。こんなひどい状況の中、レースでみんなが走れるように整備してくださったスタッフの皆さんに感謝します。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山(ウシクビノカリガハラスリヤマ)1,990mというなんとも長い山でオートルートのコースと別れて第二エイドのすずらんエイド(ぺんしょんすずらん)目指して下ります。
どんな下りだったのか記憶が弱いのですが、ペースはいまいち上がりませんでした。ここまでの登りで疲労がたまっているようです。あまり無理せずに進んでいくとすずらんエイド(29㎞地点)に到着。
ここまで12:25:06(7位※順位はこのときは知りませんでした)。
ヘッドライトの点灯チェックを行いました。もちろん持っています。
スタッフの方に順位を聞くと「4位」しかも「3位ともそんなに離れていないですよ」とのこと。そんなに抜いた記憶がなかったのですが、ここまで上位を走れたことはないのでちょっと元気(欲目)がでてきました。まぁまだまだ20㎞あるのでこの順位をキープできたら御の字だなぁ、と。
フラスクに給水してもらい、梅をもらってロードを進みます。だらだらとした登りのロードは、湘南平のトレーニングを思い出しながら小股でえっちらおっちら走り続けます。脚ではなく骨盤を意識して。
2㎞ほど進むと林道になりそこからは先ほど通った源次郎岳に向けてトレイルになります。細かいアップダウンを繰り返しますが、歩かずに走り続けることができたのは登りのトレーニングの成果かもしれません。
源次郎岳からは激下りがはじまります。往路で通ったロープ地帯を慎重におり、紅葉で彩られた山道を駆け下ります。すると前にストックを持った良いペースのランナーを発見。久ぶりに出会ったランナーです。じわりじわりと近づいていき抜こうとすると青ゼッケン。オートルートの方でした。ここまで52㎞を走ってきているのに下りにもスピードがありさすがだなとおもいました(オートルート8位の方でした)。一度先行したのですが、その後の登り返しですぐに抜かれます。ポールを使って登りでも力強く進んでいき、いつの間にか見えなくなってしまいました。ポール使えると武器になりますね。ミドルのレースではあまり使う機会は少ないかもしれませんが。
さて、源次郎岳から700mを下っていくとマロニエ山 (41km)エイドに到着。
13:36:30(7位)。
フラスクにスポドリをもらいます。ブドウも数個もらってすぐに出発。
疲れはありますがまだ脚は残っている感じです。
さて、次はいよいよラスボスと対決です。
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