今日は、ピアノを習っている人がずっとピアノと友達でいるためにはについて思っていることを書きます。

ピアノを習っている(習っていた)のに「ちょっと前のは忘れたから弾けない」「子どものころピアノを習っていたけど、もう弾けない」という声をよく聞きますが、時間もお金もかけて頑張ってきたのに何も残らないなんてなんだかもったいないですね。私自身は、ピアノの学習から離れていた期間が長いにもかかわらず、ずっと身近な存在(ともだち)でした。そして再開した今も何もブランクを感じずに弾いています。その理由の一つが譜読み力だと思います。私は、どんなに難しい曲でも初めて譜読みするときから両手で一定のテンポの中で通して練習します。慣れないと両手一緒なんて大変そうだと思うかもしれませんが、実は、楽譜を縦(右、左)に読みながら横へ進めていくと自然と拍がとれ、リズムが分かりやすいのです。また、最初からこのメロディーにはこの和音♪とセットで考えられるようになるので、気が付くと暗譜も自然とできていることが多いです。

譜読み力があれば、すぐに曲が弾けるのはもちろん、忘れたから弾けないということも少ない(その場でまた譜読みすればいいわけですから)ので楽しく取り組めてピアノが身近なもの(ともだち?)になります。

では、どうすれば譜読み力がつくかというと、「複数の情報を理解し同時に処理する力」、「先を読む力」を身につけることです。これってピアノ以外にも必要な能力ですよね!具体的には、一定のテンポの中で両手で譜読みする習慣をつけることです。個人差はあるもののこれらは意識して譜読みするとだんだんと身についてきます。レッスンに来る子どもたちもどうしてもまずは右、次に左となってしまいがちですが、簡単な楽譜でいいので(初見用なども使用)ゆっくりでも一定のテンポの中で(流れをとめないで)、右左一緒に見て弾く。左手の練習だけする場合でも、メロディがあっての伴奏なので、メロディは歌いながら弾くなどの工夫をしてレッスン(練習)することを心がけています。


♫ おといろピアノ教室 ♫

講師の新井 康子でした。
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